会社は絶好調。10年前の派遣切りを思い出して。。。
窓際おじさんがいる会社は、非上場で、業界では中堅大手です。
今期、第3Qの成績が出ました。昨年の1年間の利益と同じですから、25%程度の増益見込みです。過去最高益です。
今から10数年前、課長になる直前でしたが、毎日、タクシー帰り、土曜日は出勤していましたが、ボーナスは、年間1~2か月しか出ない時期が長く続きました。
課長になった途端、会社が赤字となり、ある日、社長室に呼ばれ、3人の派遣社員・契約社員のゼロベースでの処遇の検討を命じられました。社長は「全員、首を切れ」とは言いません。「課長として、検討しろ」といういい方です。
結局、3名中、2名は雇止め、1名は1回だけの契約更新が条件。雇止め2名は女性、条件付き更新の1名は男性。男性には、家庭があったので少し配慮があったのでしょう。
私が契約更新をしないことを通告する羽目になったのですが、一人には泣かれ、一人には罵られました。時々夢を見ますが・・・・窓際おじさんは、精神的には弱い人間です。
非常に優秀な契約社員も待遇が下がったことによって、翌年以降、同業他社へ正社員として転職していきました。当時、内部留保が潤沢にあったので、優秀な契約社員を引き留める方法もあったのですが、結果論ですが、大手に差をつけられ、その後の低迷を生みました。
ともかくも、会社業績が好調であるときに、課長をしてみたかった・・・・・
社畜であった当時の自分を考えると、自己嫌悪になります。
「社畜からさらば。窓際シニア技術者のあるべき姿」という題目で、一度、整理してみたいと思います。